卵巣が腫れてると言われた…経過観察で私が実際にやったこと3選

この記事はこちらの記事「生理の血じゃないかも? 不正出血が起きた時に病院に行くタイミング 」の中で卵巣が腫れていると診断された私が経過観察中に何をしたかをご紹介していきます。婦人科系の不調が見つかった時、かなり早期発見できた場合は経過観察となることも多いです。

しかし、これまでと同じように過ごしていたら、結局これまでと同じ結果しか出ないはず。様々な知識を身につけることで「自分で自分を治していく」という心構えを持つことができるのではないでしょうか。 また、振り返ってみたら経過観察中にこれをやっておけば…と思ったことも次の記事でご紹介しています。

目次

私が実際にやった経過観察中にやったこと3選

1. 貧血の治療

まず、最初に経過観察中にやってよかったことダントツNO1は「貧血の治療をした」です。

実はこれは運良く別の検査で血液検査をしたときに副次的に見つかったのですが、私は気づかないうちに「鉄欠乏症」になっていました。 ( =貧血のまま生きてますよ、という意味 )

毎月生理がある方は、よっぽど気をつけないと貧血になりやすく、無自覚のまま貧血状態で生きている人も多いそうです。 私が調べたところ、20~40代の生理がある人の65%が隠れ貧血というデータも見つけました。 鉄欠乏症は、生理を含めた出血、そして鉄分が不足して起こるのですが、症状としては代表的なものだと

・朝起きづらい ( 目が覚めていても身体が起きるのに時間がかかる )
・疲れやすい
・なんとなくだるい
・手足が冷える (低体温)

というものがあります。そもそも生理がある身体の方は貧血に強いため、ぼんやり「不調かなぁ…?」と感じる程度にしか自覚症状が出ません。私自身もアラフォーのため、単純に年齢が上がったことによる、単純な体力低下なのかと思っていたのですが、鉄剤を飲み始めたら数週間でスッキリ朝起きられるようになり、体温も上がりました。 貧血かどうかは血液検査でチェックすることができるため、近くの診察所で血液検査をしてみて、貧血でないかどうかは確認する価値が大きいと思います。特に、出産経験がない方ほど貧血かどうかの確認をする機会がないため気づきづらいようです。

ちなみに鉄剤を飲むと活性酸素が大量に放出されるので、ビタミンCやEなど抗酸化成分の多い食事やサプリを摂るなどケアも一緒にね!

2. (分子栄養学に基づいた) 食事の改善

貧血と診断されたことで、食事も一度見直しをしました。知り合いの方に紹介していただき、一度自分の血液検査の結果 ( 栄養状態などを詳しく診断するための検査があります ) を見てもらって栄養や食事改善の指導を受け、今の自分に必要な栄養素や食事の量、回数などの指導をしてもらいました。ちなみに食事療法の本は色々私も読みましたが、読めば読むほど、「これが正解」というのがないということが分かってきました。ほんの一例ですが、ローフードは酵素や栄養素を取り入れるという観点からすると良いですが、身体を冷やすというデメリットを理解する必要がありますし、水をたくさん飲もう!という健康法は血液の循環を良くするという観点で大事ですが、水分量は適正を超えると胃を浮腫ませ、健康を害するし、今はプロテインを飲むことが流行っていますが、これも必要以上だと肝臓に負担をかけます。 結局のところ、その時点での自分にとって何が良いかを判断できる力を養う知識を得るために、本や専門家の方に学ぶと考えるべきでしょう。

私はどちらかというと少食で、貧血に加え、低血糖、低中性脂肪、低タンパクとあまり栄養状態自体が良くなかったため、一時的に食事量は増やして、プロテインも積極的に摂る生活をしていました。 他にも何が自分の身体に合うのかを色々とテストし、自分の身体は何を消化しやすい (=体質に合っている ) かを細かくチェックするようにした結果、ヨーグルトやチーズが消化しづらい体質ということがわかってきたので、自然と乳製品は避けるようになったり、元々肉が苦手で食べなかったのですが、「全く食べない」というのは体質に合わないようなので、少しだけボーンブロスを飲んで動物性のタンパク質をとるようにしたり、私の食事は「陰性」と言って身体を冷やす傾向があるものが多かったので、少しだけ「陽性」のものを食べるよう意識したり、コーヒーを減らして陽性のお茶を飲むようにしたりという習慣も取り入れていきました。

飲み物だけでも陽性のものを意識する、というのは最も手軽に取り入れやすい身体を整える習慣の1つ。梅醤番茶を作ったり、黒焼玄米茶を飲むのもおすすめ。梅醤番茶の作り方はこのインスタグラムが分かりやすく、黒焼玄米茶は私は上村夢農園さんのものを購入させていただいていました。

本を読んで実践してみたり、専門家にアドバイスをいただいたりと両方やっていたのですが、この「自分で自分の身体を知っていくプロセス」そのものが自分自身に向き合う時間としてとてもよかったです。これまでも特段、暴飲暴食したりコンビニ食ばかり食べるなどの不摂生なことはしていなかったのですが、「そんなに悪い食生活をしているわけじゃないから」と何が自分に合うのかということを知るのは怠っていたように思います。人生の最後まで一緒に、大切に過ごす身体のはずなのに、ここは自分の盲点としてとても反省したところです。

3. 冷えとり ( 血流の流れを良くする )

更に、もう一つ、私が取り入れた生活習慣は「冷えとり」です。卵巣嚢腫や子宮内膜症、子宮筋腫など女性特有の不調は血流が悪くなって起きやすいという情報を得たので、徹底的に温める作戦に出ました。まず冷えとりをする前には1冊でいいので、本を読むことを強くお勧め。本を読むと「冷えない方がいいよね」程度の話「ではない」ことがよく分かると思います。

私が読んだ冷えとりの本。この本じゃなくてもたくさん出ているので気になるものを読まれると良いと思います。

まず靴下はこちらを重ねばき、更に冬はその上にこの靴下が最高。外出するときにそんなに靴下履けないときはジーンズの下にこの足首ウォーマーを履いたり。そして家ではこちらの湯たんぽが友達。いや相棒。もはや親友。家の中のどこにいくにもこいつと共に行動。特に寝る前に仙骨に当てて全身が温まるようにしました。そして寝るときは真夏以外は常に湯たんぽをお布団にIN。夏以外で足が冷えるなと思ったらすぐ足湯。むしろ足湯しながら仕事。

更に生理前はよもぎ温座パット ( 商品が分かるようにリンク貼ってますが、お近くのドラックストアで購入できるはず ) など、「どこまでやるねん!」ってレベルで冷えとりはしていました。なんせ、ここに書いていることを始める前まで体温が35度代だったので、免疫力を高めるためにも体温を上げようと必死になりました。色々購入するのにお金もかかりましたが、この期間だけは服など欲しいものを買わず、自分の身体のためにお金を投じました涙。

冷えとりの本には靴下は4枚重ねが基本と書いてあるんですよね…。休日で外出しない日などはやっていたのですが、洗濯が大変すぎて毎日の習慣にするのは難しかったです。 また、冷えとりの本は寝ている時も靴下を履くと書いてあるのですが、体内の体温調整のために寝るときは靴下を脱いだ方が良いとする説もあります。もし履く場合は必ずシルクのものを。暑いから履かなくていいかなと思った時には脱いでいました。こういう「自分の身体の声」を聞く習慣を作ることが大事かな、と。

更に血流を良くするために下着は鼠蹊部を締め付けないもの (夏はこれ、冬はこれをよく愛用してました) を選び、毎日浴槽に浸かる。そしてこちらは毎日ではないのですが、お風呂はエプソムソルトを入れたり、日本酒を入れたり、びわの葉を入れたりして温まりやすくなるように工夫もしていました。 更には流れをよくするという意味で、お風呂上がりにはリンパマッサージもしていましたね。生理は骨盤の開閉がスムーズにいくことが大事なので、この動画の動きとかよくやっていました。

エプソムソルトといえば一番ベーシックなものがこちら。いつもAmazonと楽天でチェックして安い方を購入してます。Amazonの方が安いことが多いかな。

最低限の経皮毒を避けるライフスタイルを

経過観察中に特に意識して取り入れたのが、この貧血の解消、食事療法、冷えとりの3つでした。また、今回意識的に取り入れたのではなく元々習慣にしていたことを挙げると、経費毒はなるべく避ける生活をしていたので、生活用品は無理ない範囲で自然のものを使う、特に口や膣などの粘膜から吸収される可能性があるものは吸収率が高いため、歯磨き粉や入浴剤、お風呂場やトイレの掃除用品、生理用品( 布ナプキンを使用 ) などは特に気にしていました。柔軟剤や芳香剤の香りも嫌いだったので使わない、ファブリーズなどの掃除用品も使っていませんでした。( 全てアロマで代用 )

これらは人によっては当たり前のライフスタイルだろうし、人によっては「えっ!細かい!!」と感じる人もいると思います。一番大事なのは自分にとって心地よく、ストレスなく、身体が喜ぶ選択をすることです。例えば食事療法も、私自身は色々試すことで「おっ!これは体調が良くなったかも…!」と実験感覚で楽しめたのでやっていましたが、「XXを食べてはいけない」などと知識でがんじがらめになったり、罪悪感を持って食事をするようになるくらいならやらない方が良いと考えています。

大切なことは「自分で自分を知る習慣」をつけること。「身体の感覚で『自分にとってこっちがいい』をつかめるようになること」です。

経過観察中に試してみた結果

元々の、経皮毒をさけなるべく自然成分を使った製品を使って生活する、に加えて

・貧血の治療
・食事の改善 ( プロの指導の元 )
・冷えとりを徹底的にするライフスタイル

を取り入れた結果、下記のように体調はぐんと変化しました。

・体温が上がった ( 35度代→36度代に )
・朝目覚めやすくなった
・生理周期が28~30日でちゃんとくるようになった
・生理痛が軽くなった

体温が上がったことで、うまく言えないのですが気持ちも前向きになってきて体調としては良くなってきたなという実感がありましたし、私が一番嬉しかったことは生理痛が改善されたことです。生理痛はあるのが普通ではなく、ないのが普通。ようやく普通の人の体調まで戻すことができたと喜びました。

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