この記事はこちらの記事「生理の血じゃないかも? 不正出血が起きた時に病院に行くタイミング 」の中で卵巣が腫れていると診断された私が、今考えてみると経過観察中に、何をすればよかったと後悔しているのかということをご紹介していきます。 あくまで私が体験してみての個人的な意見であり、これをやると良くなる、という話ではないことを踏まえて読んでくださいね。
「今考えればあれをやっておけば…」経過観察中にやればよかったと後悔していること3選
1. 漢方を飲めばよかった…というか漢方が処方される産婦人科に行けばよかった
まず、私が最初に不正出血が起きた時間に戻れるとするなら、漢方を処方してくれる産婦人科を選ぶと思います。そもそも多くの産婦人科は「診断」はするものの、他の病気などと違って「この薬」というものがないため、治療法は提示してくれません。よって経過観察=お大事にお過ごしくださいね、以上。であることが圧倒的に多いです。
それを途中までは当たり前に思っていたのですが、周りの友人に相談したところ、「漢方を処方してくれる産婦人科に行ってるよ」という友人を見つけ、「私も最初に行く前に調べておけばよかった…」と後悔しました。そもそも不正出血にびっくりして、あまり何も考えずに近くの産婦人科に行ってしまったのですが、よく考えたらそういった「診断の後のアプローチ」まで提案してくれる診察所もあることを分かっていませんでした。
漢方は数ヶ月後に飲み始めることになるのですが、漢方は即効性が高いわけではなく、徐々に体質改善に効いていくものであるため、早めに飲み始める機会を失っていたなと後悔しています。自分の自宅近くに安心して相談できる産婦人科はあるのか、それぞれの産婦人科がどんなアプローチをとっているのかは一度調べておく価値があると思います。
ちなみに「卵巣嚢腫 漢方」というように症状と漢方で検索するとこういったサイトのようにメールやLINEで相談にのってくれるところもあるみたいです。 (私が直接利用したわけではないので、ご自分でぜひ色々調べてみてください)
2. 体内の炎症を抑制する効果が期待できるサプリメントをとればよかった
実は経過観察中ではなく、もう数ヶ月経った頃人づてに紹介してもらい、良いサプリメントを取るようになりました。漢方と同じような話なのですが、サプリメントを取る=即効で何かが改善!ではないため、体質改善のためにも早めに飲み始めることで、早めの効果を期待したかったな…というのが後悔の2つ目です。
恥ずかしながら経過観察中はどこかしら「まぁ、大事に至ってないから大丈夫でしょ」という気持ちがうっすらあったため、浅く調べて見つかる情報しか試していなかったというのが本音です。「手術を避けて本気で治してみせる!」と決意すると、それに伴う情報が見つかるもので、言い換えれば早めに本気出して情報取得しとくべきだったという話かもしれません。
3. もう少し運動習慣をつければ良かった
これは割と当たり前すぎる話で、ここに書くのも恥ずかしいのですが、「毎日20~30分歩く」くらいの運動習慣は取り入れるべきでした。というのも、最初に不正出血が発生したタイミングが冬だったため、言い訳がしょぼすぎるのですが、寒さであまり家から出ない日が続いてしまいました。しかも私はリモートワークで仕事をすることができる環境であったため、数日間に1回、食材を買い出しに行く以外は外出せず過ごすことも。
経過観察期間にやったこと3選という記事の中で、身体を温めて血流を良くすることを心がけたと書いているのですが、身体を温めたはいいものの、それを体内で循環させるには筋力が必要です。例えば階段を歩くと足の筋肉がポンプのような役割を果たして血流が巡るように、身体を温めるだけではなく、温まった血流が身体を巡るような時間を意識的に習慣化するべきでした。いやもう、「冷静に考えれば当たり前の話やん?」と振り返ると分かるのですが、一旦診断されてしまうと焦りと不安で冷静さを失っていました。本当、こういう知識は診断される前にきちんとつけておくことが大事でしたね。
ちなみにこれも分子栄養学の先生に教えていただいたのですが、筋肉をつけた方が体内の糖の貯蔵ができるそうです。女性の身体を持つ方の方が筋力が少なくなりがちなので、適度な運動は必須と言えそうです。
何よりも自分の身体のことをもっと知っておくべきだった
時間が経って知識がついてくると、「これをもっと早く知ってやっておけば…」ということがたくさん出てきます。ここに書いたことはもちろんなのですが、そもそも自分の身体のことをもっと知っておくべきだったというのが最大の後悔です。出産経験がある方や、早くから妊娠を望んで産婦人科にかかっていた方などは多少知識を得るチャンスがあったと思うのですが、私は出産をせずアラフォーになっているので、特に婦人科系の不調についての知識がないまま歳を重ねてしまいました。
・生理痛はないのが普通であること
・1回の生理の経血量は140mlくらいまで (何度もナプキンを取り替えないといけない人は過多月経)
・昔より長生きかつ子どもを産まなくなっているため、生理の回数が増えており、良い状態での生理に調整できないと卵巣嚢腫や子宮筋腫、子宮内膜症などの症状として現れてしまう
これくらいの情報は本当、義務教育で教えて欲しかったですね。しかも、妊活で必要なこと、例えば基礎代謝を上げるとかホルモンバランスを整えるとか、生理が正常かどうかとか、、これかは妊娠を望んでいない人にとっても大切な知識だったりします。
不正出血が現れる前に知識として知っていればできたことがたくさんあったと思うので、自分の身体について知らなすぎた…というのが最大の反省です。( 経過観察云々は関係ないですが… )
症状が出る前に知識をつけておくことが大事
とても当たり前のことなのですが、こういった健康に関する知識は不調が出てから学ぶことも大事なのですが、不調が出る前にある程度学んでおくべきことだ感じました。というのも実際に不調が出てしまうと、焦りと不安が大きくなってしまい、本やネットに書かれていることに一喜一憂してしまい、冷静な判断が難しくなるからです。
また、自分の身体についての悩みを相談できる友人を何名も作っておくこと。これも私にとっては大切なことでした。
不安を共有できる人、自分のことを受け止めてくれる人がいるという安心感は何事にも代え難いです。身体を良くしていくためには、そこに向かうための心も育てていける環境に身を置くようにしましょう。